【219】私はこう思う、という意思を持たずに生きてきた。そして意思を表明せずに済むように全精力を注いできた。もう、出す、と決めたらエネルギーを別に注げる。

あらためて、ほんとに、だれかに合わせたり、だれかを慮ったり、心配したり、気にかけたり、応援したり、譲ったり(主に親がスタートだろうが)、それによって自分の価値を保とうとしたときから、ずっとそうやって生きてきた。

 

私の意思を表明しなくて済むように、そのことに全精力を注いで、生きてきた。

 

授業でもあたらないように、仕事でも失敗しないように、言われたことをちゃんとやるように、だれかに怒られないように。すべらないように。がっかりされないように。

 

そうやって、避けるエネルギーで日々を生きてきたから、全然楽しくないばかりか、いつもうまくやれないという劣等感や罪悪感を抱えてた。

 

なんてつまらないんだ。よくやってきたな、と素直に思う。

 

そして、これからは、勉強も、仕事も、恋愛も、私の芯にあるものを出して構築していく。

 

滑るなら思いっきり滑れ、という言葉を思い出して、ほんとにそうだなあと思った。

 

最近、親のことがずっと気になっていて、帰省したら喜ぶのは分かってるが、さんざん悩んで、やっぱりやめた。

病気のことを気にすることも、やめた。

電話もしてない。

メールもしてない。

もうそんなことしてる場合じゃないからさ!いい加減自分に集中しろ。

 

親孝行とか謙虚とか優しいとか、そんなわけわからん価値で自分を保とうとごまかすのはやめて、自分のエネルギーを出すことで世界に貢献するのだ。