些細なことを徹底的に全身全霊でやる。投影だろうが、極端だろうが、一旦振り切る。

「残念な状態」を避けたかった。

 

ただひたすら、バカにされたり、自分に力がないことを露呈したり、たいしたことないんだねって思われたり、そんな「残念な状態」を避けたくて、いろんなことを外側を観ながら、様子を窺いながらやってきた。

 

が、「残念な状態」ってなんだろうな、と思った。

 

それは、おそらく、私の思考が恐れから作り出した概念で、

過去のどこかの場面で、もしかしたら仲間はずれにされたこととか、男にバカにされたとか、自分がそう「評価」しただけなのだろうが、そんな些細なことがきっかけで、もうあんな思いを味わいたくないという思いから、作り上げた防御壁だったのかもしれないな。

 

なんにせよ、「残念な状態」を避けるがゆえに、私は力を出し切る場面をまったく味わわずに、結果ばかりを見て生きてきた。

つまんなかった。

 

あーまじやり切った!もう血を吐きそうなほどやったわ!と爽快に言えるような体験をしようと決めた。

それは、偏ってようが、投影だろが、極端だろうが、なんでもいい。

その経験が、私ってどんな人間か、どんなことを歓びと感じ、どんなことに悲しみ、自分をひっこめようとしてしまうのか、そんなことをしるきっかけになるから。

 

一旦振り切る。それに集中する。