「絶望」は意識が創り出すもの。

私はすぐに絶望する。自分にはどうすることもできない、手持ちの物が何もない、あれもこれも出来ない、なんて無能だ、もうだめだ。そんなことを考えて、すぐに絶望する。あたかも重要なことを考えているかのように。

しかし、実際のところは、何も起こっていない。

ただ、頭で、今の状況を「絶望」と思っただけなのだ。

それを嘲笑することは簡単だし、実際暇人で浅はかだとも思うけど、そういう思考癖を作ってしまったのだから他人事のように評価していても仕方ない。徹底的に行動で変える工夫をする。それだけだ。

まずは、目標設定。私は、自分と出会うクライアントを、私と関わることで癒せる存在になる。癒しとは、話をきちんと聞くことであり、意識が創り出した思い込みや恐れを共に見つめることであり、本来のその人が感じているものに共鳴することであり、具体的に自分が持つ知識を使ってその状況を事務的に処理することでもある。そして、既存の制度の不備を指摘することであり、より良い制度とその根拠を提示することでもある。

そのための道具。司法試験に受かり、弁護士になる。